アラサー女子の推し事情

推しと共に、生きていく。

青春の記憶④ 走れヲタク、リアタイのために

 

学校が終わった瞬間、駅まで徒歩20分の距離を毎週猛ダッシュしていました。好きなアニメをリアタイするために。

田舎なので1時間に2、3本しか電車がありませんでした。実家からそこそこ遠い学校に通っていたので、1本逃したら間に合わなくなるかもしれません。まだガラケーの時代ですから、電車の中で見るなんてこともできません。

真夏も雨の日も雪の日も、関係なく走り続けました。おかげで走ることが多少は好きになりました。

視聴の際は、途中から家族ですら周りにいるのが嫌で、実家から祖母の家に変更しました。

そして必ずイヤホンを装着。OPやEDも飛ばすなんてとんでもない。

 

当時の自分にとっては、これが普通のことでした。今思うと、ものすごい熱量だったと思います。若さ故の有り余るエネルギー。

今は最推しのものだとしても、リアタイにはほとんどこだわらなくなりました。見逃したところで、何らかの方法で後から見ることができますし。

…いえ、当時もしっかり録画はしていたのですが。