アラサー女子の推し事情

推しと共に、生きていく。

チェキ会に人生初めて参加した話

 

去年の話になりますが、舞台俳優さんのチェキ会に初めて参加しました。人生初体験でした。

俳優さんには殆ど興味のなかった私が、チェキ会に行くとは思いもよりませんでした。何が起こるかわからないものです。

きっかけは推しキャラの舞台を初めて現地で見た時、心の底から「生きていて良かった」と思ったほど猛烈に感動したことです。

舞台はあくまで推しキャラクターを見にいったのですが、演じたご本人にもそのときの感謝の気持ちを伝えたいと思ったのです。

 

やはり最初は足踏みしました。

「チェキ会って可愛い子ばかりで、私みたいなのは浮きそう…」

そこまで熱烈なファンというわけでもないですし、撮影のポーズだってよく分からない。与えられる数秒で何を伝えればいいかも考えなければいけません。

けれど直接言葉を伝えられる機会なんて、今後あるかもわかりません。これを逃したらきっと後悔する。

熱烈なファンかそうでないかなんて関係ありません。大体、見た目だけでは分かりませんし。

服がないなら買うか、レンタルだってできるでしょう。メイクが不安なら動画でも見て改めて勉強すればいい。

ポーズは調べればいくらでも出てきます。数秒だろうと、一番伝えたいことを言えればそれでいい。

そんな感じで、ひとつずつ不安要素を潰していきました。

 

そしていざ現地へ。

想像通り可愛らしい子がたくさんいました。そりゃあ推しに会いに来るのだから、皆オシャレするでしょう。でも正直誰も他人のことなんて気にしちゃいないです。自分と推しのことしか考えてない。私がそうであるように。

並んでいるときが一番緊張しました。他のファンの方のポーズも見えていたので、「あれもいいな」と心が揺らいだりして。

そうしたら自分の番になった時に頭が真っ白になり、慌ててしまったので、出来れば直前で変えない方がいいと思います。初めてなら尚更。

なんとかポーズをお願いして、無事に撮影。感謝も伝えることができました。

場を離れる際、「また来てね」と声をかけられました。こうしてファンが増えていくのでしょう。

当時の感想がスマホのメモに残っていました。

「顔がイイ」「可愛いかよ」「記憶飛んだ」

…知ってる。メモの意味。

 

初めて参加する人が気をつけた方がいいと思ったのは、自分より先にチェキ会を済ませた方が会場から出てくると、どんな感じだったかという話が聞こえてきたりすることです。

私は中の状況を事前に知れてむしろ助かりましたが、俳優さんがどういう格好をしているかなども含め楽しみにしているのなら、ネタバレをくらわないよう自分で防衛しておきましょう。

会場近くで待たないとか、イヤホンをしておくとか。公式以外のSNSはその間見ないようにするとか。

あと、恥ずかしくて顔を見れないのは勿体ないです。ガン見するくらいでいきましょう。

 

普段は画面の向こうやステージの上にいる眩しい存在です。けれど実際にお会いしてみると、あぁ、この人も自分と同じ人間なのだと、当たり前のことを感じました。

私達の前で輝く姿を見せてくれる一方、裏ではきっとたくさん苦労や努力をしているのでしょう。

だからこそ、自分も頑張らないと、という活力も湧きました。

会いに行って良かったと、心から思います。